さて今回はロシア軍24hレーション「RPS」のメニュー1を紹介しようと思います。このレーションは写真のような大きな紙箱に入っているのが特徴です。
このレーションが届いたときはご覧のようにビニールで梱包されていました。なので中のクラッカーがしけっていることは無さそうです。
このレーションの裏側です。
恒例のフランス軍レーションとの比較です。高さはフランス軍レーションと同じですが幅が少し広いです。
開封
では早速レーションを開封してみましょう。中にはこれまでのロシア軍レーションとは違い大きな缶詰が入っています。
これが主食類です。上から時計回りに牛肉とエンドウ豆の煮込み、ビーフシチュー、牛肉とインゲン豆の煮込みです。このレーションの最大の特徴はご覧のように主食が缶詰に入っていることです。
この缶詰の上側です。製造年月日が缶に打刻されており東側諸国の風情が漂います。
この缶詰の底はご覧のようにそれぞれ形が異なっています。
缶詰の側面のラベルには写真があり中身を見分けやすいようになっています。パッケージ詐欺でなければいいのですが...
余談ですが主食類の缶詰は戦闘糧食Ⅰ型の主食缶と規格が一緒なのかぴったりとはまります。
これがクラッカーで合計4袋あります。MREですらクラッカー以外のものがあるのにロシア軍レーションにはクラッカーしかないのでしょうか。ライ麦パンとかがあると良いのですが(ウクライナ軍レーションにはあります)。
左上から時計回りにレバーパテ、クリームチーズ、チョコパテ、リンゴジャムです。
これが飲料類です。左上から時計回りに粉ミルク、紅茶が2袋、コーヒー、砂糖が3袋、ジュースが3袋です。粉ミルクを除いていつもと似たような品目です。
粉ミルクのパッケージです。粉ミルクが入っているレーションは初めてで、なぜ入っているのか不思議です。コーヒークリーム代わりに使うのでしょうか。粉ミルクはレーションに入っているようで入っていないので入っていない理由(味、アレルギーなど)があると思います。
これがいつもの付属品類です。この中で興味深いものが一つあり...
主食類の缶詰を開けるためのしっかりとしたカンオープナーが付属していることです。山岳部隊レーションに付属していた矢じりのようなものや米軍のP38のような折りたたみのものではありません。これだけしっかりとしているなら缶詰を楽に開けられそうですが問題はこのカンオープナーの使い方がよく分かりません。
裏返しても形状は同じで全くもって使い方が分かりません。使い方が分からなければ宝の持ち腐れですね。ですがかなり使いづらそうな印象を受けます。
実食編へ続く