映画:東部戦線1944



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パッケージが安っぽいからというくだらない理由でレンタルしようか迷っていた映画だが、何とか決心して借りることができた。

結論からすると、とても面白い映画だった。(以下ネタバレ)↓

1944年、ソ連軍が敵のドイツ軍の動きを探るためにコードネーム「スター」と呼ばれる偵察部隊を前線に派遣するというところから話が始まる。

その「スター」と呼ばれる部隊なのだが、それがやたらめっぽう強いのだ。敵の情報を探るために敵の兵士を誘拐するのだが、まず取り逃がさない。それに加えて、敵の兵士が必ずと言っていいほどいい情報を持っているのだ。これではドイツ軍が空気じゃないかと思われるかもしれないが、そのドイツ軍もやたらめっぽう強い。もう1944年でドイツ軍は劣勢のはずなのにわがまま顔で敵のいそうな場所に銃撃を加えたり(劣勢だったらそんなことはしないと思う)、巨大な鉄道駅があったりと元気いっぱいなのだが、さらにすごいのが軍帽をかぶった将校までもが格闘戦を仕掛けてくる。その強さは前述したソ連軍の偵察部隊と同等であるからソ連軍の偵察部隊も大変である(これらはおそらく映画を面白くさせるための脚色なのだろう)。

この映画は序盤はソ連軍の偵察部隊の任務を刻一刻と描いているので少し地味だが、中盤になるとパッケージにもあるソ連軍のIl-2による鉄道駅の爆撃シーンや終盤のドイツ軍に追い詰められた偵察部隊が空き家で玉砕するところが見どころである。

少し気になったところもいくつかあり、例えば鉄道駅の爆撃のシーンで負傷したドイツ軍の将校が将校どうして助け合っているというシーンや(それ以前に将校の数が多すぎるのではと思った)、ソ連軍の女性通信兵が登場するのだが彼女がどうしてもこの映画に恋愛要素を加えるために出てきたのしか思えないことなどである。

それでもこの映画はロシア映画の中ではかなり面白いほうであり、皆さんにも是非お勧めしたい映画です。

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